放射線療法

放射線療法

放射線には、放射線を体外からがん細胞組織に照射する外放射線療法と、前立腺内に直接放射線を照射したり、放射線物質をカプセルに充填して前立腺内に埋め込む内放射線療法があります。

さらに、外放射線療法は、三次元原体照射法、強度変調放射線治療、荷電粒子線治療に分かれ、内放射線療法は、小線源療法、ヨウ素251密封小線源療法、イリジウム192を用いた高線量率組織内照射に分かれます。

三次元原体照射法は、前立腺をコンピューターで三次元的にとらえ、照射する範囲を変化させながら放射線をあてる方法です。

強度変調放射線治療は、前立腺全体にあたる線量の強さを自在に変化させ、がんの病巣部へのみ高線量を集中させて照射し、直腸や膀胱への照射を抑える治療です。

荷電粒子線治療は、陽子や炭素の原子核などの電子よりも重い粒子を、粒子線加速機によって高速度に加速し、照射する臓器の位置で粒子線の速度を落として、止まる直前にエネルギーを一気に放出させて、がんの病巣を破壊させる治療法です。

小線源療法は、経直腸的エコーによって前立腺の画像を映し出しながら、複数の針を会陰部から正確に前立腺内に刺して、放射性物質を前立腺内に埋め込む治療です。

ヨウ素251密封小線源療法は、小さなチタン製のカプセルの中にヨウ素251が密封されたシードと呼ばれる放射線源を前立腺全域に正確に約100個埋め込み、微量の照射線を直接がん細胞に照射する治療法です。

イリジウム192を用いた高線量率組織内照射は、前立腺内に一時的に15?20本のアプリケーター針を刺入して、その中で192Irのマイクロ線源をコンピューター制御で走査させて、高い精度で予定された投与線量を均一に照射することができるといわれています。前立腺の辺縁部にも十分に照射できるので、ハイリスク症例や臨床病期Cの患者も治療の対象とされているようです。